ビスケットのお話

ビスケットで健康家族

ビスケットで健康アップ

ビスケットでグッドバランス

小麦粉のほか、卵や乳製品を使ってつくられるビスケット。
たかがお菓子と言ってしまっては、ビスケットにちょっと失礼かもしれません。
とかく現代人に不足しがちなカルシウムやビタミンA、B1、B2をかなり含んでいるバランスのとれた食品です。
しかも、たん白質、脂肪も豊富で、エネルギー量も高くなっています。
まさに健康に欠かせない栄養素が勢ぞろいという訳。

卵
ミルク

ヨーロッパでは、長い食生活の歴史の中で、ビスケットなども食事の一部と考えられ、栄養、量ともに本来の食事とのバランスが考えられてきました。
私たちも、むしろ、お菓子としてよりは、楽しい主食としてとらえながら、栄養のバランスを考えたいもの。
たとえば果物と牛乳を添えてヘルシーブレックファスト。チーズと野菜スープをプラスしてスタミナお夜食など、アイデアを広げましょう。

子供たちは3度の食事だけではカロリー不足

公園で日が暮れるまで遊びまわるチビッ子たち。
遊び盛りであると同時に育ち盛りの子どもたちには、活動に使われるエネルギーも必要です。たとえば、12~14才の男の子ではそのエネルギー所要量は2550kcal。
30~49才の男子も2550kcalです。
しかも、子どもの胃袋は大人の半分~1/3の大きさしかないので、3度の食事だけでは、カロリーがどうしても不足してしまいます。
そこでおやつが必要となってきますが、その点ビスケットは消化がよくカロリーも高い満点おやつ。
幼児はもちろん、消化力の弱っている病人やお年寄りにも最適な食品として召し上がっていただけます。

子ども

もっと上手にビスケットを

ビスケットは栄養的に優れていると同時に、味が比較的淡白です。
だから、他の食品との組み合わせが自由自在。
牛乳やサラダはもちろん、カレー味やしょうゆ味のものとも相性バツグンです。
しかも手軽で保存がきき、少しずつ小出しにして食べることも思いのまま。
つい朝食をぬいたり、昼食を簡単にしてしまいがちな私たちは、もっと上手にビスケットを利用したいものです。

ビスケット

ビスケットの栄養成分表(可食部100gあたり)

食品名\成分


















ビタミン


A
(注)
B1 B2
(kcal) (g) (g) (g) (mg) (mg) (mg) (mg) (mg) (g)




ハード 422 7.6 10.0 77.8 320 330 18 0.13 0.22 2.3
ソフト
(クッキー)
512 5.7 27.6 62.6 220 20 130 0.06 0.05 1.4




オイルスプレー
(スナック)
481 8.5 22.5 63.9 610 180 0 0.08 0.04 2.1
ソーダ 421 10.4 9.8 74.4 730 55 0 0.05 0.04 2.1
乾パン 386 9.5 4.4 78.8 490 30 0 0.14 0.06 3.1
プレッツェル 465 9.9 18.6 68.2 750 36 0 0.13 0.11 2.6
ごはん(精白米) 156 2.5 0.3 37.1 1 3 0 0.02 0.01 0.3

出典:「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」文部科学省
(注)レチノール当量である。

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