ビスケットができるまで
①原料のチェックは万全
ビスケットの主原料である小麦粉をはじめ、砂糖、油脂、乳製品などの原料はタンク車で工場へ運ばれ、サイロに送り込まれます。もちろん、厳しい原料チェックも行われます。
②コンピュータで計量
それぞれの原料は、ビスケットの種類別の配合にあわせて正しく計量されます。これらの計量や配合は、コンピューターで集中管理されています。
➂練り上げて生地作り
計量された原料はミキサーに送られ、高速度で混合、練り上げられます。そして種類別に適度のねばりやかたさをもったビスケットの生地になります。(クラッカー、乾パンは練ってからイースト菌を加え、発酵させます。)
④ビスケットの形に成型
それぞれの生地は、ひとつひとつのビスケットの形に成型されます。薄くのばした生地を打ちぬくカッティング式や帯状の生地を一定の長さに切るルートプレス式など、ビスケットの種類にあわせて成型法も違います。
➄こんがり焼き上げ
成型されたビスケット生地は、長さ14m~100mの長くて大きな焼釜(バンドオーブン)の中へ送られます。そしてオーブンの中をベルトに乗せられ3分から8分かけて移動されながら、200℃前後の熱で焼き上げられます。
⑥ゆっくり冷却
焼き上げられたビスケットは、30m~200mもある長いコンベアに乗せられ、時間をかけてゆっくり冷まされます。
➆きれいに整列
十分冷まされたビスケットは包装しやすいように整列機で並びかえられます。
⑧同じ量にピタッと包装
整列されたビスケットは、決められた量ごとに自動包装機で包装されます。そのあとダンボールケースなどに詰められ、自動的にシールされて出荷されます。